2010年(10~12月)の中国商標ニュースです。

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ケンウッド社、賠償金30万元獲得

2010-12-16 出所:新華網

 

 広東仏山市中級人民法院で結審された商標専用権をめぐる紛争事件において、福建冠威智能科技有限公司で使用されている商標が日本株式会社ケンウッドの登録商標と類似しているため、生産・販売している「ドアフォン」での使用の差し止め、そして原告株式会社ケンウッドへの賠償金として30万元の支払いが命じられた。
 株式会社ケンウッドは、冠威公司が使用した商標が自社の登録商標の主な識別される部分である「W」にある逆三角形という図形をそのままコピーしているため、商標専用権が侵害されたとして法院に提訴した。
 被告冠威公司は、二商標は中国で使用される場合、消費者が主に中国語で認識すると主張していた。
 法院では、両商標の使用商品の範囲は類似しており、商標の全体構成が似ていると判断し、また、商標の知名度や権利侵害行為の時間などの要素に配慮した上で、法に基づき前述の判決を言い渡している。

日本 ケンウッド社の商標

福建冠威智能科技有限公司が使用した商標

日本のケンウッドの商標

 

福建冠威智能科技の商標

 

ナイキ、北京法廷で商標権を主張

2010-11-23 出所:中国知識産権報

 

 北京市第一中級人民法院では先日、ナイキインターナショナルカンパニーが国家工商行政管理総局商標評審委員会を相手取った商標係争行政事件の開廷審理が行われた。
 ナイキ社によると、国際登録出願により商標専用権を取得している第G861465号「SPARQ」商標は、引例商標の第G558364号「SPAR」と比べて、全体の外観が異なり、類似商標を構成していないと主張しているのに対して、商標評審委員会は、第G861465号商標は引例商標と比べて、アルファベットが一つ多めにあるに過ぎない。そして両者ともスポーツ用品の区分として類似しているため、関連公衆の混同を招き易く、類似商標として成立するとしている。
法院ではこの件について、別の日に判決を言い渡すこととしている。

ナイキの商標

「中国国内における立体商標係争初事件」にまた波紋

2010-11-25 出所:法制日報

 

 北京市第一中級人民法院では2010年11月初頭、開平味事達公司が国家工商総局商標評審委員会を相手取った商標係争行政事件の開廷審理が行われた。ネスレ・プロダクト・カンパニーが参加人として審理に参加した。
 味事達側の主張によると、本件の審理、裁定を行う商評委において、審判員二名で結成された合議廷で合議したのは、「合議廷は商標評議審査員3名以上の奇数で構成する」という定めに違反しており、手続きが不適切である、という。
 また、商評委が係争商標の瓶形は、ネスレが長期に亘って宣伝・利用したことにより、消費者に認知されるもので、顕著性を有すると出張しているが、味事達は、中国において、角瓶を一番早く使用し、使用量が最も大いのは味事達であり、消費者としても角瓶醤油をネスレと唯一に対応させて認知するはずがないとしている。
 その他、味事達が、その前身に当たる開平県醤料工場では早くも1983年から、茶色角瓶を味極鮮醤油の包装として、今まで長期に亘って大量かつ継続的に使用しているのに対して、中国市場でネスレが係争商標の瓶形の「マギーシーズニングソース」を宣伝、使用しているのは2000年以降であった。さらに、味事達は、係争商標の登録の前から、茶色角瓶は中国の調味料業界で広く使用されており、業界全体の公共資源となったことを述べ、誤って係争商標を登録させたため、ネスレは中国の調味料業界で共同に育成してきた茶色角瓶入りのミドル~ハイエンド向け醤油市場を独占することとなり、法に基づいてこれを取り消さなければならないと出張した。
 その場で判決は宣告されなかった。

ネスレの中国立体商標


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