2013年(10~12月)の中国商標ニュースです。

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全国模倣品取締弁公室 来年の取締重点をネット上の模倣品販売へ

2013-12-12 出所:新京報

 

 12月10日、全国知財権侵害・模倣品取締弁公室の柴海濤副主任は、知財権侵害・模倣品に関する新たな動きとして、インターネットへと重点部が移動していると話した。来年から、インターネット上の模倣品販売及び海賊版の伝達、模倣・粗悪品の輸出入等の取締に重点を置きながら、ネット上電子商取引プラットフォーム事業者と提携して知財権侵害・模倣行為を排除するという。
 柴海濤氏はさらに、企業信用遵守記録データ交換プラットフォーム、即ち知財権侵害・模倣品取締のための中央データベースを現在構築していることを明かした。データベースには、一般に企業の営業上で登録登記される合法的な経営情報はもちろん、全国での知財権侵害・模倣品に関し行政処罰を受けた事件の情報を盛り込むことは来年からの最も重要な取組となる。直近三年間の統計によると、年間の知財権侵害・模倣品事件の数が大体20万件強になっている。その目標が達成てきれば、模倣品を識別する消費者や通常の経営を行う企業に便宜を図ることとなり、消費者及び企業では、「ブラックリスト」上の処罰を受けた企業とは取引をしない、若しくはその商品を買わないといった選定が可能となり、社会的透明度アップに繋がる。
 信用遵守・信用調査の確立の視点からすると、大きな変化といえよう。

 

中国模倣品対策に関するページはこちら

 

北京裁判所 最初の色彩の組合せ商標権侵害事案

2013年12月24日 出所:法制日報

 

 「緑の車体、黄色の車輪」というトラクター、刈取機において使用される色彩の組み合わせに対して、ディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社がその登録商標の専用権を所有している。同社は九方泰禾国際重工(青島)股フン有限公司と九方泰禾国際重工(北京)有限公司が自社の前記商標専用権を侵害したとし、当該2社を裁判所に提訴した。
 知るところによると、2009年3月21日に、国家商標局の許可でディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社が「上部が緑、下部が黄色」という商標の登録商標専用権を取得して、許可された使用商品は農業機械、コンバイン、中耕機、刈取機、草刈り機、ダンプ車、トラクターなど、第7類と第12類に属する商品である。
 同社は、2011年以来、被告の2社がその製品を製造・販売及びネットワークにおいて宣伝した場合、前述の登録商標と同一する標識を使用していることを発見して、該行為がディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社の登録商標専用権に対する侵害を構成していると主張して、裁判所に被告の2社が登録商標専用権を侵害する行為を即時停止し、且つ経済的損失及び合理的費用を計50万元を請求した。
 これに対して、被告の2社とも、ディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社が主張した引例商標は色彩の組合せ商標ではなく、色を指定した図形商標であって、また、該2社がその商品に使用した色はディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社の商標と比べ、明らかな区別があって、消費者に混同誤認を与える恐れがないと反論した。
 審理を経て、裁判所は、色彩の組合せ商標が2種または2種以上の色によって配列して構成されるものであり、異なる商品或は役務を見分けることのできる標識であって、色彩の組合せ商標は通常、商品と結び合わせて使用されて、その使用における具体的な形態は商品本体の形状によって変化することができる、と認めた。ディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社が、出願書類において該商標が色彩の組合せ商標であることを声明したとともに、提出された説明文において色の使用位置と方式については「緑が車体に用いられ、黄色が車輪に用いられる」というように具体的に説明した。
 被告の2社によって製造・販売される刈取機では、ディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社の緑と黄色の使用位置と同じであって、配列及び組み合わせの方式も一致しており、色も基本的に相違がなく、全体的なイメージ及び表現の特徴においてもとても似ており、両者は視覚的な効果において実質的な差別を有しないため、同一商標を構成する。従って、2被告はディア・アンド・カンパニー (Deere & Company)社所有の引例商標の専用権を侵害したと判断して、侵害行為の即時停止、損失を賠償する法的責任を負わなければならない、と判決した。
 該案件は、現行の商標法において色彩の組合せ商標を保護の対象として以来、提訴された権利侵害行為が色彩の組合せ商標の登録商標専用権を侵害したと、裁判所によって認定された全国初の案件である。


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