2016年(4~6月)の中国商標ニュースです。

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ディズニーの知的財産権を守れ!ディズニーランド開園控え上海市が対策チーム

長年の「噂」レベルを経て、いよいよ2016年6月の開園を控えた上海ディズニーランド(以下、上海ディズニー)。中国大陸での開園は初とあって話題を集めているが、実は関連する知的財産権分野にも注目が集まっている。
今年3月、上海ディズニーが開園する浦東地区は、「浦東ディズニー知的財産権総合法執行チーム」なる専門家チームを発足させ、上海ディズニーの知財保護対策を強化する方針を具体化した。
商店街や観光スポット、ホテル・レストラン、旅行・広告やネット取引分野における商標の使用について監視を強化する構えだ。
実はこの動きは上海の一地区だけの問題ではない。昨年10月には国家工商行政管理総局が「ディズニー」登録商標を保護するための1年間の特別キャンペーンを全国レベルで行うことを発表、また特に上海市工商局とは具体的な実施方針を定め、知財保護の体制を固めている。国を挙げての取り組みなのだ。
2014年に上海税関が取り調べたディズニーの商標権及び著作権侵害案件は14件、権利侵害による差し押さえ商品は6.94万件、関連商品総額は134.54万元。上海ディズニーの開園により周辺地区や関連産業への大きな波及効果が見込まれるが、開園に伴い知財侵害案件が急増する可能性も否めない。こうした動きが関連産業の発展に悪影響を与えることは明らかであるため、ディズニーの知財保護に関しては特許・商標・著作権などの総合的な保護システムを構築し、紛争も迅速に解決するねらいだ。
知財保護に注力する姿勢をアピールしている中国、上海ディズニー開園を国家レベルでの意識向上の契機とできるか、今後の動向が期待される。


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