コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、「火神山」や「李文亮」などの新型コロナに関わる悪影響のある商標が大量に出願され、注目を集めています。このような状況に対し、中国国家知的財産権局は商標法に則って、100件の新型肺炎に関わる悪影響のある商標登録出願を速やかに却下しました。

これらの出願が社会に大きな悪影響を及ぼすため、出願人に対する非難は絶えずに耳にします。しかし、これらの出願の90パーセントが代理機構に依頼して行われたものであり、数少ない商標代理機構が不正登録に力を添えています。このような行為を厳しく取り締まるため、新型コロナに便乗した商標出願を拒絶した後、中国国家知的財産権局は出願人及び代理機構の情報を公開する方針を定めました。さらに、『新型コロナに関わる非正常な商標登録出願の代理行為を厳しく取り締まることに関する通知』を発表し、商標代理機構に対する監督を一層強める意思を表明しました。

商標代理機構が委任を引き受けてはならない具体的な状況や、代理機構が関連規定を違反した場合の懲罰に関する規定は、既に現行の『商標法』及び『商標登録出願行為を規律する若干の規定』などに明確に定められています。

今回の新型コロナに関わる非正常な商標登録出願が発生して以来、北京市、湖南省、山東省などの市場監督管理部門が関連規定に則って、関連代理機構に是正を命じ、警告を行いました。その中、北京市朝陽区市場監督管理局は所轄する代理機構に対し行政案件を立案し、『商標法』に規定された最高10万元の過料に処しました。

代理機構は専門知識を持つ者として、良好な代理秩序を築き上げ、自粛して信義誠実の原則を厳守すべきであると思われます。

(北京恵利爾商標代理有限責任公司)

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